国が嘘をついた。

国が嘘をついた。

2020年7月10日

菅氏「重症患者は減少」宣言再発令せず 西村氏も「医療体制逼迫せず」 都内100人超感染 | 毎日新聞

 東京都で新型コロナウイルスの新規感染者数が2日連続で100人を超えたことについ…
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東京都に関する、政府の見解です。

 

7月3日のニュースですが、この時点で嘘がある。

菅官房長官の言う通り、重症患者は減少していました(7/3の時点で9名)でしたが、7/10に5名まで減少した(7/12)ものの、現在は10名に増加しています。

感染発覚時には軽症であっても重症化する人はいるわけで、毎日200名以上の感染者がいれば当然ながら重症者は増えてくるでしょう。

「市中感染」は広がっていないとの述べていましたが、これも嘘でした。実際は市中感染は広がっていたし、現在も拡大中でしょう。
コロナ担当の西村経済再生担当相の「医療提供体制が逼迫している状況ではない」という嘘のほうが罪が重いと思います。
6/20に最小の204名、7/3の時点で324名でした。
東京都には4,000床の準備があるので、使用率は8%に過ぎず、病床数には全然余裕がある、と述べていましたが、実際は4,000床はなく、第一波が収まっていくにつれて減床していっていたので、実際は1,000床しかなく、使用率は約32%で、8%どころか1/3がふさがっていました。
その後、東京都は1,000床から2,800床への増床に着手していますが、現在確保できているのは1,500床程度で、7/18現在の入院者数は875名ですから、病床の使用率は58.3%です。
1,000床しかないのに、4,000床もあると嘘をついた西村大臣の嘘は重大でしょう。
そして、軽症者が宿泊療養するためのホテルですが、こちらも第一波が終息していくにつれて契約を解除していったので、東京都が現在確保している部屋数は200室に過ぎません。そして現在、ホテルで宿泊療養しているのは122名で、使用率は6割を超えています。
そして…
自宅療養中が341名
入院・療養等調整中が556名
入院やホテルに収容されていない人が合計907名もいます。
これらの方が症状が悪化して入院したり、調整中の方が入院・ホテル療養することになったら、病床やホテルの部屋は使用率があがりますし、さらに新規感染者が増えていけば、さらに使用率が上がって逼迫していきます。
経済を動かさなければいけないのは分かります。
みるきぃらんどもコロナ禍において、店を開けて、売り上げを作っていかなければならない。
そのためには現実を知らなければいけないと思っているのですが。
政府が事実ではないデータを挙げて、政府の考えを正当化しようとするのはいかがなものかと思っています。
では☆